富山県のシダ By花じい
エゾフユノハナワラビ(Botrychium multifidum (S.G.Gmel.) Rupr. var. robustum ((Rupr. ex Milde) C.Chr.)
ハナヤスリ科 ハナワラビ属
山地の林下などに生育する冬緑性のシダです。
ヤマハナワラビを基準変種とするもので、全体に毛が多く、大型であるとされていますが、
変異は連続的で、どこまで区別していいのか良く分からないシダの一つです。
富山県ではエゾフユノハナワラビの方が奥山でかなり確認されていますが、
ヤマハナワラビは魚津市での情報があるだけです。
今後、変種レベルのこのエゾフユノハナワラビとはっきりと区別できるタイプがどれだけあるのか、
調査が必要です。
2009年9月6日 この写真では毛が確認しにくくなっています。