富山県のシダ    

ヒメイワトラノオ (Asplenium capillipes Makino)
チャセンシダ科 チャセンシダ属

石灰岩質の岩などに稀に見られる常緑性のシダです。

太平洋側のイワトラノオとは、葉の質感が厚いことが一番の特徴だと思われます。

多くの図鑑類では、

ヒメイワトラノオ=通常葉柄は葉身と同長以上であり、葉は地面に這うように開出し、羽片・裂片の間隔が広く重ならない。しばしば葉の途中から芽がでている。
イワトラノオ=葉柄は葉身より短く、葉は直立または斜上し、羽片・裂片の間隔が狭く重なる場合もある。群落を見渡しても葉の途中から芽が出ていない。

というのが一般的な違いの説明です。

八尾町にて、ヒメイワトラノオと判断できるものが見つかりましたので、公開します。
ただ、すぐ近くにあるものが何なのかはまだ分かりません。
また県腰部にあるものもヒメイワトラノオではないと思われます。


2016年9月10日





2010年7月19日 僧ケ岳 一応、ヒメイワトラノオ としているが良く分からない。
このあと色が濃くなりがっしりしていくとおもわれるのです。それが次のものです。


次のようなものも同所に存在しています。
これをどう解釈するかによっても結論はことなってくるでしょう。 上のものと同じと思っている。



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