富山県のシダ By花じい
カラフトメンマ(Dryopteris sichotensis Kom.)
オシダ科 オシダ属
亜高山帯の林床に生育する夏緑性の大きなシダです。
しかし、実際にはかなり下にも見られるようで、写真は標高約1,000mです。
オシダに似ていると言われますが、淡い緑色で、裂片の間隔がやや広く鋸歯が荒いという点で違います。
先端もオシダが切形であるのに対し、カラフトメンマはやや尖ります。
葉柄基部の鱗片はオシダのように密集するというほどではありません。
富山県では、東部の山岳地帯で確認されいますが、写真のもんはそこから下の方なので、上から胞子が飛んできたのでしょう。
2012年9月29日 全体(折れていたものを持ち上げて笹に立てかけました)
羽片の様子
ソーラスの様子
葉柄基部の鱗片のようす 鱗片は多いものの、オシダのように密集というほどではありません。