富山県のシダ  By花じい    

ウスゲミヤマシケシダDeparia mucilagina (M.Kato) Nakaike)
メシダ科 オオシケシダ属

やや陰湿な林床に生育する夏緑性のシダです。
葉柄に褐色の鱗片が少し見られます。
特徴的なのは、葉柄基部が粘液を分泌していることです。

ここでは、ミヤマシケシダから独立した種として扱う考えに基づきました。
他にハクモウイノデといって葉柄に半透明の鱗片を密に付けるものも含めて、
昔は単にミヤマシケシダとしていました。

富山県では、3種を区別しない時代が長かったもので、全体としての分布しか分かりません。
標本庫の整理がどこまで終わっているかにもよりますが、
一応、全体としては、東部、南東部、南部、西部、南西部で確認されています。




2007年6月3日 上市町伊折  




inserted by FC2 system